liner notes

キモチ良く生きて幸せになるためのアレコレ的な。

良く聴くクスリ。

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最近「聴く」勉強をしています。と、いうか
努めて聞き手となり、相手の話を出来るだけ引き出すように心がけています。
でもコレがなかなか手強いんですね!
 
「聴く」ことができる自分になろう!と思って
自分を振り返ってみると・・・
たぶん幼少の頃は、話すことや要求を表現すること。
成長に伴い、考えや感情を表すこと、描写したり説明したりすること、
そして、会社員になってからは
会議の場で意見を簡潔に述べることや
プレゼンテーションで聴衆を前に話すことなどの
技術を教わり勉強し、実践してきたことに思い至ります。
 
一方、「聴く」ことに関しては、
親や学校で教わった「人の話を聞きなさい」的な
一般常識くらいしか思い当たらず、
深く充分に聴く能力については
ほとんど指導を受けてこなかったことに気付きました。
 
でも、
多くの方も「聞く」といえば
そういう認識程度なのではないでしょうか?
そもそも聞くと聴くをあまり意識していないというか。
 
「聴く」ことに慣れていないと
賛同することも、反対することも
ついつい口をついて出てしまいます。
そして、時には相手の話を奪ってしまいます。
 
以前、たまたま遭遇した主婦の井戸端会議がいい例です。
人の話に自分の話をかぶせ、
そしてまた違う人が全然違う話をかぶせていく!(笑)
自分にしてみると、よくそれで会話が成立しているな!と、
それはそれは、スピード感満点なのでした!!
 
ただこれが、
仕事の打合せだったり、相談を受けたり、教育したりする場面、
いや、お酒が入った席でも
建設的な思考のためや他人との関係を築きたいのであれば
「聴く」ことがとても重要になります。
 
もちろん会話ですから
賛同や反対、問いかけも必要になることもありますが、
やってはイケナイのが「否定」すること。
そして目指すポイントは
「話し相手の立場に立って理解すること」に努めること。
 
相手が発する言葉の裏に
どれだけのキモチが隠れているのでしょうか?
相手の発する言葉を
どれだけ自分がイメージできているでしょうか?
 
と、そんなことを思いながら実践してみます。
・相手が話し終わるまでニコやかに真剣に聞く。
・自分側の思い、推測、考えは横に置いておく。
・相手の話を引き出す。
 
で、
いちばん難しいのが「相手の話を引き出す」こと。
相手から話を引き出し自分が理解するためには、
自分がより詳しく知ることができるような、
情景や状況などが鮮明に受け取れるような質問が大切になります。
例えるならば、
 
● 新しい部屋は、好きですか? → 好き or 嫌い で話が終わる。
 
● 新しい部屋については、どう思っていますか?
   → 好き嫌いを含め様々な相手の「思い」が期待できる
 
「どのように・・・」がミソです。
どう思っているか、どう感じているか、どう考えているか?
相手のキモチや考えを、積極的に聞きます。
自分であれば、上記の質問の次には
「特に気に入っているところは、どのようなところでしょう?」とか、
「部屋のコーディネイトは、どのようにしましたか?」を
質問すると思います。(言い方はもっと会話的ですけれど)
 
場合によっては、
企業の機密やプライベートなことに接することもあるので、
お互いの関係や状況にもよりますが、
良い意味での「根掘り葉掘り」っていうヤツです。
 
そうすることで
相手が自分の言葉に感情を持つほど、情景が鮮明になったり、
相手が気付いていなかったことに、相手が気付けたり、
相手がその言葉を発することにより、自己を肯定することができたり。
思いもよらない会話になるかも知れません。
 
毎度毎度、こんな深い「聴き方」をしているわけではありませんが、
でも、努めて心がけてはいます。
 
そして何より
多くの人は、他人に「共感してもらいたい」と思う傾向にあるようです。
「分かち合いたい」とか「自分を、わかってもらいたい」とか・・・
もちろん自分にも当てはまります。(笑)
「聴いて」もらうとキモチ良くありませんか?
なんか、自分の話を聞きたがってくれて有り難いな・・・とか
自分に興味があるのかな・・・とか。
ね、思い当たりませんか!?
(相手と時と場合によります。念のため)
キモチいいんです。スッキリします。
 
「聴く」ことを愉しむようになれれば、
「話す」人を愉しくさせられるのですね!
 
お互い笑顔です。素晴らしい!